トゥガリフンカル産地はチクマガルル地区にあり、インドのコーヒー文化発祥の地、ババ・ビューダン・ジリの丘陵に広がっています。この産地は、Mallana Gowda氏とChenna Basave Gowda氏という兄弟が経営しており、現在は後継者Nandan氏とAbishek氏への引継ぎの最中です。

一族は、1857年からコーヒービジネスを行っています。彼らの産地は、この土地の気候と高い標高に目を付けたイギリス人によって、最初に開墾されました。海抜1350mに位置するこの産地では、アラビカ種とロブスタ種の栽培区域を分けて管理しており、つまり、品種ごとに栽培方法を分けているということです。アラビカ種の品種としては、チャンドラギリ、Selection-795に加え、少量のSelection-5とSelection-7を栽培しています。

トゥガリフンカル産地では、コーヒーの品質管理に加え、スタッフの福利厚生にも投資しています。スタッフには、住居、子供たちの学校教育、そして農場の敷地内の医療施設の利用といったサービスが提供されています。この農場では、森林が作り出す日陰を守り、植物に丁寧な水やりをし殺虫剤と化学肥料の使用量を制限することで、環境に優しい生育と収穫への取り組みも行っています。


 

この産地は、コーヒーチェリーから生豆を製造する過程に最新のプロセス設備を利用しています。そこには、2台のパルピング機、複数の発酵タンク、天日干し用の広い庭、そして苗木を育てる畑が含まれます。

Blue Tokaiは、2017年から、この農場の収穫時期にコーヒーチェリーの選別とプロセスのお手伝いをしています。私たちは、こうした手作業を通じて前年に購入した様々なコーヒーと比較し、カッピングスコアが数ポイントアップする理由を垣間見ることができました。