リバーデール農園

インド南部のタミル・ナードゥ州イェルカードのシェバロイ丘にひっそりと佇むリバーデール・エステートは、素晴らしい品質のコーヒーを生産するために、日々の努力を継続してきた 3 世代の歴史を持つ広大なコーヒー農園です。農園の傍に流れる小川から、この農園の名前をリバーデールと命名しました。農園のオーナーである Prakashan氏は、彼が生産するコーヒーに関して、他国の生産方法などの情報にも触れながら、実験的なプロセスを積極的に取り入れています。

その華やかな印象からFloralsと命名したこのロットのコーヒーは、リバーデール農園の中でも標高の高い区画で栽培された熟度の高いチェリーのみを手摘み収穫し使用しています。高地でゆっくりと時間をかけて成熟するチェリーには、ミューシレージと呼ばれる粘液質が多く含まれ、収穫前に糖度計を用いて測定する果実の糖分量からも明白な通り、高い糖度が含まれています。

長年の経験ある私たちのピッカーは、細心の注意を払って手作業でチェリーを選定し、精製処理を施す前にチェリーを天然の湧き水で3度に渡り水洗いします。その後、水を張ったタンクの中にそれらのチェリーを投入し、水面に浮かぶ未熟のチェリーを除去すると水中に沈む密度の高いチェリーのみを次の工程へと移します。

その後コーヒーチェリーは、管理された環境下で一定時間発酵されます。フローラルなフレーバーとクリーンでフルーティーなフレーバーを引き出すこの方法を開発するのには6年もの歳月がかかりました。

発酵が完了したら、チェリーをレイズドベッドでゆっくりと乾燥させて余分な水分を取り除き、空気循環を保ちながら均一に乾燥させます。コーヒーはベッドで最大30日間天日干しされます。その後ドライミルで外皮をむき、出荷前に品質管理チームが欠陥のある豆を手作業で選別します。

私たちが生産するすべてのナチュラルプロセスコーヒーは真空パックされており、世界中のロースター向けに生産されたすべてのロットで水分レベルを11～13%に保ち、鮮度を維持しています。